FUJIKINA2019 東京

 5/25、東京は晴海で行われたFUJIKINA2019に
行ってきました。実質的には、5/23に発表された
ラージフォーマットGFX100(フジは中判とは呼ばず、
ラージフォーマットと名付けたそうです)のお披露目です。
 会場は、オフィスビルでは無く、物流の倉庫といった
感じで、ホテルマリナーズコート東京前のバス停を
降りてから、何の案内も無く、同ホテルの斜め裏のため、
正直判りづらかった。
 もちろん入口には、FUJIKINAの大きな看板が
出ていたので、入口近くまで行けば判るけれど、
バス停から会場までの案内板は欲しかったです。



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写真1:会場入口のFUJIKIN2019 東京の看板。
  東京の文字には、GFXの文字が隠されています。
フジX-Pro2 XF18mmF2R
  1/2500秒 f/4 ISO400


 会場1階ではミュージックビデオの公開撮影が
行われていましたが、メイン会場は3Fと4F。
 まずは3Fのギャラリーまで物流エレベーターで
上がり、そして4Fタッチ&トライ、トークショー等の
会場へは階段で登る形になっています。

 3FのGFX100の大伸ばしプリントは、凄いの一言。
長辺1m以上のプリントだって、何の破綻もない。
 サーフィンでの撮影では、動き物にもちゃんと
ピントが合っている(GFX50Sではあり得ない)。



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写真2:3Fのギャラリーコーナー。GFX100で
  撮影された写真や動画が展示されています。
  ちなみに足下の写真も、ドローンに
  GFX100を積んで撮影した写真です。
フジX-Pro2 XF18mmF2R
  1/125秒 f/2 ISO800



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写真3:写真2の足下の写真を撮影した
  ドローンとGFX100。ドローンに積んで
  飛ばせるくらい軽いと言うことです。
フジX-Pro2 XF18mmF2R
  1/15秒 f/2.2 ISO800


 お目当ては、やっぱりGFX100のタッチ&トライ。
かなりの台数が用意され、私が行った15時過ぎでは
空きがあって待たずに触れました。
 第一印象は、大きさの割には軽い感じ。それもそのはず
何処かのフルサイズフラグシップより軽いバッテリー2個、
SDカード2枚込みで1.4kg。
 その一方で、新しいインターフェースには、かなり戸惑
いました。というか、かなり使いづらい。それまでの
XシリーズやGFXシリーズと違い、シャッタースピードの
メカダイヤルがない。かといって、撮影モードダイヤルもない。
あるのは、スチルと動画を切り替えるダイヤルのみ(スチルと動画
では基本的な設定が異なる場合が多いので、ダイヤル一つで
設定が切り替えられるようにとのこと)。
 レンズの絞りが任意の絞りの場合、モードボタンを押すごとに
絞り優先オートとマニュアルが切り替わり、レンズの絞りがA
(オート)の場合、モードボタンを押すとプログラムオートと
シャッター速度優先オートに切り替わる。
 要は、今までのXシリーズ等に見られるシャッタースピード
ダイヤルのAを担うのがモードボタンといった感じ。
 それならいっそ、モードボタンでPSAMが切り替えられ、
PとSの時はレンズの絞りをAまたはCに、AまたはMの
時は、レンズの絞りを使うか、絞りがAまたはCの時は、
フロントダイヤルで絞りを調整する(リアダイヤルで絞りも可)
方が判りやすい気がします。
 この撮影モード切替は、私にとってはかなりの減点ですね。

 撮影フィーリングは、かなり良く、フェザータッチの
シャッターボタン、位相差AFによるウォブリングが無く
素早く合焦するAF、シャッターショックの少なさなど、
とても1億画素の中判とは思えず、縦位置グリップ付きの
ミドルクラスのフルサイズを使っている感じの軽快さ。
 GFX50Sだって中判としては軽快だと思ったけれど、
GFX100を味わってしまうと、GFX50Sは、かなりもっさり
していて、何世代もの格差を感じてしまうほど。
 それでいて得られる画質は、1億画素。手ぶれ補正も
かなり強力で、こんなに簡単に1億画素が撮れて良いのか?
 ファイル容量だってJPEG撮って出しなら、今回のタッチ&トライ
では25~30MB程度。そう言えば、以前試し撮りした、
どこぞやのDホニャララは、ISO80で20MB程度、ISO
1600に上げたら、高感度ノイズで30MBオーバーになったので
(GFX100もISO1600で30MB)。これが意味するところは、
いかにDホニャララの高感度がノイジーか、と言うこと。
 ちなみのGFX100のRAWは約200MBありました(爆)。



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写真4:タッチ&トライのGFX100。
フジX-Pro2 XF18mmF2R
  1/25秒 f/3.2 ISO800


 今回、15時過ぎに行った理由が、17時から
行われる開発者トークショー。企画段階で1.4kg
以下にしたいとのことで、最終的に1.4kgに。
 話していなかったけど、最後はあちこち削って
1.4kgにしたのが想像できます。

 また、1億画素を手持ちで撮影出来るために、
以下にブレを抑えるか。シャッターユニットは
バネでフローティング構造にし、撮像素子を含む
IBISユニットとは別のベースに取り付けて、
外装ボディに組み付け、シャッターショックが
撮像素子に伝わらないように。
 さらにIBISユニットとレンズマウントは一体とし、
重たいレンズを取り付けた際に、ボディとは別に
レンズと撮像素子が一緒に捻れる形に(捻れる
と言っても目に見えないミクロン台の話)。

 IBISユニットだって、重たいラージフォーマットに
合わせて、最初に設計したら大きさはそれこそ、
ボディが倍くらいの大きさが必要になるほど。
 そこからユニットを如何に軽く、小さく出来るか。
最終的にはフルサイズ一眼のフラグシップ縦位置
グリップ一体とほぼ同じ(むしろ小さい)の大きさに
収めるほどに。その苦労は如何ほどか。
 心なしか、手ぶれ補正ユニット開発者の頬が
力石徹みたいに痩けていたのは、気のせいか。

 トークショーの後は、ばらされたGFXの
主要ユニットを手に取りながら、開発者を囲んで
質問攻め(フジキナ終了時間を過ぎても)。
 よく展示会で、ショーケースに入ったユニットを
目にするけれど、実際に手に取れるなんて、
この最後のトークショーは、かなり楽しめました
(本日も最後にあります)。



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写真5:開発者トークショー。必見の価値あり。
  1時間の枠じゃ足りないくらい。
フジX-Pro2 XF18mmF2R
  1/80秒 f/2.2 ISO800



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写真6:カタログのフィルムシミュレーションを
  説明するページは、ちゃんとブローニーを
  使用。アスティアは既に生産中止になっており
  社内で探し出すのが大変で、見つかっても
  開封する気かとかなり嫌がられたこぼれ話も。
フジX-Pro2 XF18mmF2R
  1/60秒 f/2.8 ISO400



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写真7:ピンク色のレンズ、撮像素子ユニットは
  水色のメインボディ(シャッターベース込み)とは
  別体で組み付ける形に。
フジX-Pro2 XF18mmF2R
  1/30秒 f/2.5 ISO400



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写真8:1億画素を解像するための
  IBISユニットの平行度の要求度も
  かなり厳しい。
フジX-Pro2 XF18mmF2R
  1/50秒 f/2.8 ISO400



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写真9:最後は主要部品を実際に
  手に取って、開発者に質問攻め。
フジX-Pro2 XF18mmF2R
  1/8秒 f/2 ISO1600


 GFX50Sが出た時も写真の世界が
変わると思っていたけれど、たった
2年ちょっとでここまで進化するとは。
 GFX100と比べたら、高画素フルサイズ
ミラーレスなんて、レクサスLSと
クラウンくらいの格の違いを感じました。

 ただ、同様に120万円という価格は、
LS同様、手を出せない世界でもあります。
120万円と言ったらGFX50Sと50Rが同時に
買えるくらいの値段。足して1億画素と
思えば妥当の値段かもしれませんね。



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写真10:オマケとして、帰りに東京駅を撮影。
フジX-Pro2 XF18mmF2R
  1/80秒 f/2.8 ISO400

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